公開 / 約 9 分で読めます

人手不足の数だけで、人材紹介の商圏は決められません。全国の数を入口にし、紹介できる求人と、仕事をさがす人が通える条件を重ねてください。人材紹介FCを考える方に向け、調べる順番をまとめます。
人手不足のニュースは、商圏を考える入口
厚生労働省は2026年9月29日、8月の労働経済動向調査を公表しました。調査時点は8月1日です。従業員30人以上の民間の事業所を対象に、3,175事業所から有効な回答を得ています。調査結果(厚生労働省)
人が「不足」と答えた事業所の割合から、「過剰」と答えた割合を引いた数を、過不足判断DIといいます。正社員などはプラス47ポイント、パートはプラス26ポイントでした。これは全国の調査産業をまとめた数字です。人手が足りないと感じる事業所が多いことを示します。
ただし、プラス47は求人が47%ある、という意味ではありません。近所の工場に、今すぐ紹介できる枠があるとも言えません。ニュースを読んで「このエリアなら売れる」と思ったら、そこで一度立ち止まってみてください。
数字と、紹介できる仕事は別のもの
人手不足でも、求める仕事や働き方は一つではありません。たとえば、同じ工場の仕事でも、夜に働ける人を求める枠と、昼だけの枠では、合う人が変わります。通勤の手段や勤務開始の時期も、仕事をさがす人ごとに違います。
人材紹介FCとは、本部の仕組みを使って人材紹介を行う加盟店の形です。商圏は、仕事と人を日々合わせるために見る範囲、と考えてください。住んでいる市区町村だけで線を引くと、通える近隣の仕事を見落とすことがあります。
反対に、地図では近くても、通いにくい職場もあります。たとえば、駅から遠い早朝の勤務です。仕事をさがす人が車を使えるかどうかで、紹介のしやすさが変わります。全国の人手不足の数字は、こうした差までは教えてくれません。
また、この調査は30人以上の事業所を対象にしています。小さな事業所を含む、すべての職場の実態ではありません。エリアの事業を考えるときは、全国の指標と、手元で紹介できる枠を分けて見ましょう。
案件も求職者もそろった状態から、人材紹介を始めませんか。
Remind の人材紹介FCは、求人の開拓と求職者の集客を本部が受け持ちます。掲載中の案件は 38,477 件(2026年8月時点)。加盟店は、合う仕事を選んで送ることに集中できます。
商圏調査は、3つの表から始める
立地や広告費を決める前に、まず手元にある情報を集めます。まだ加盟前なら、たしかめたい項目を本部に聞いてみてください。数字が大きいかよりも、自分が紹介を進められるかが大切です。
- 紹介できる求人の表を作る。エリア、仕事、はたらく時間、通勤手段、募集の更新日を並べます。掲載件数だけでなく、今も受け付けているかをたしかめます。
- 仕事をさがす人の希望の表を作る。希望する勤務地、はたらく時間、通勤手段、働き始めたい日を整理します。本人の希望を聞き直した日も残します。
- 合わない理由の表を作る。紹介できなかった理由を短い言葉で記録します。たとえば「夜勤がむずかしい」「車がない」などです。理由ごとに見直すと、次に確かめる条件が見えてきます。
三つの表は、初めから新しいシステムにする必要はありません。まず同じ項目で比べられる形にします。求人は「市内」、希望は「駅から30分以内」と書いてあれば、条件がそろっていません。通える道のりまでたしかめ、比べ方を決めてください。
次に、候補となるエリアを一つ選びます。そのエリアの求人を、仕事とはたらく時間ごとに分けてみます。そこで人が足りないから紹介できる、と急がないことです。紹介先が求める条件と、仕事をさがす人の希望が重なるかを先に見ます。
見直す日は週ごとなどに決めておくと便利です。募集が終わった求人を残したままでは、商圏の姿がずれます。新しい求人が出たら、前の表に足すだけでなく、古い枠も確かめましょう。調査の目的は、きれいな表を作ることではありません。紹介できる道を見つけることです。
表を作るときは、数字だけを数えないでください。たとえば求人が三つあっても、同じ職場の同じ時間帯なら、選べる仕事の種類は多くありません。勤務地が違えば、通える人も変わります。候補を一つずつ見て、紹介する人を思いうかべられるかを確かめましょう。
希望する人がいないときは、その理由も分けます。はたらく時間が合わないのか、仕事の内容が伝わっていないのか。理由によって、次にすることが変わります。はたらく時間が合わなければ、別の求人を探します。内容が分かりにくいなら、紹介先に仕事内容を聞き直します。
まだ仕事をさがす人の情報を見られない加盟前でも、求人のたしかめはできます。たとえば、本部に「このエリアで日勤を希望する人には、どんな仕事を案内できますか」と聞きます。具体的な条件で答えを確かめると、全国の人手不足とは別の、身近な商圏の姿が見えてきます。
たとえば、同じ町に二つの工場があるとします。一つは駅から歩けます。もう一つは駅からバスで行きます。朝の早い仕事なら、バスが動く前かもしれません。地図の上では近くても、通える人の数はちがいます。ここまで見て、はじめて「このあたりを調べよう」と決められます。
ひとつの求人を見つけたら、すぐに人数を数えないでください。いつからはたらくのか。どんな作業をするのか。休む日はいつか。まだ書かれていないことがあれば、先に聞きましょう。分からないまま人にすすめると、あとで希望とちがうと分かるおそれがあります。
人の希望も、一度聞いて終わりではありません。「昼ならいつでもよい」と言っていた人が、家のことを考えて、夕方までを望むこともあります。前に聞いたことをそのまま使わず、仕事をすすめる前にもう一度聞いてみてください。そうすると、合わない理由を取りちがえにくくなります。
表の中に空きがあるときは、分かったふりをしないことです。通い方が分からなければ「まだ聞いていない」と書きます。募集が続いているか分からなければ、本部にたずねます。毎週、ひとつずつ空きをうめるだけでも、どんな仕事を案内できるかが見えやすくなります。
もし合う仕事が見つからなくても、それだけでそのエリアをあきらめる必要はありません。時間が合わないのか、通い方が合わないのかを分けておきます。次に新しい求人が出たとき、どこを見ればよいか分かります。表は、できなかったことをせめるためではなく、次の一手を考えるために使いましょう。
はじめは、せまい範囲から見てみましょう。あちこちをいっぺんに調べると、どこで何が足りないか分かりにくくなります。まずは通える道をひとつ思いうかべて、そこにある仕事をならべます。それから、となりの町へ広げます。うまく合わないときも、そのわけを表に残しておけば、つぎに同じことで立ち止まらずにすみます。朝と夜でも通い方はちがいます。車が使えるかどうかも、本人に聞いてから書きこみましょう。
本部の案件数を、どう受け止めるか
Remindの公開ページでは、掲載中の案件は38,477件です。掲載元の派遣会社は10社、登録した仕事をさがす人は約1.2万名です。いずれも2026年8月時点の数字です。ここでいう案件は、削除されていない掲載案件を指します。
この数は、あなたのエリアで今すぐ紹介できる件数ではありません。勤務する場所、時間、応募の条件をしぼったあとに残る枠をたしかめてください。たとえば、近い工場の求人があっても、希望する日勤の枠がなければ、別の仕事を探す必要があります。
RemindのFCでは、本部が派遣会社から採用枠を受け、仕事をさがす人を集めます。加盟店は、合う仕事を選び、紹介する役割です。だからこそ、商圏を考えるときは「何件あるか」だけでなく、「どの条件なら人と仕事を結べるか」を聞くことが大切です。
求人の数が多いエリアに絞る前に、次の点をたしかめてみてください。
- 最近、募集内容が更新された求人はどれか。
- 働く場所と通勤手段は、仕事をさがす人の希望に合うか。
- はたらく時間や開始日は、本人の希望と合うか。
- 合わない場合、別の候補を探せるか。
答えが分からない項目は、空白のままにしないでください。「まだ分からない」と書き、たしかめる相手を決めましょう。見かけの案件数だけで計画を立てるより、紹介に近い形で考えられます。
よくある質問
人手不足DIが高ければ、紹介事業はうまくいきますか?
DIは、事業所が人手をどう感じているかの指標です。紹介の成立や売上を約束する数字ではありません。実際の募集枠と、仕事をさがす人の希望が合うかを見てください。
商圏は、事務所からの距離だけで決めますか?
距離は一つの目安です。ただし、移動にかかる時間や勤務の始まり方も見てください。たとえば、朝早い仕事なら、使える交通手段までたしかめたいところです。
加盟前には、どんなことを本部に聞けばよいですか?
候補となるエリアの求人を、勤務地とはたらく時間でしぼれるかを聞きましょう。募集の更新方法や、紹介できないときの相談先も確かめてください。掲載数だけを聞いて終わらないことが大切です。
まとめ|全国の数字から、手元の条件へ
厚生労働省の調査は、人手不足を考える入口になります。しかし、全国の数字だけでは、紹介できる商圏は決められません。求人、仕事をさがす人の希望、合わない理由を同じ形で並べてみてください。
FCを選ぶときも、案件の総数だけで判断しないようにしましょう。候補となるエリアで、実際に合う仕事を探せるか。そのたしかめから始めると、次に取る行動がはっきりします。
出典
表計算の管理から、現場で使われ続ける CRM へ。
Remind CRM は、現場の要望を画面から直接受け取り、168 件のうち 140 件を反映してきました(2026年9月16日時点)。いまの表は閉じず、まず 1 チームで 2 週間から試せます。
案件も求職者もそろった状態から、人材紹介を始めませんか。
Remind の人材紹介FCは、求人の開拓と求職者の集客を本部が受け持ちます。掲載中の案件は 38,477 件(2026年8月時点)。加盟店は、合う仕事を選んで送ることに集中できます。
この記事は、公開情報と当社が公開しているデータをもとに、AI を活用して作成しています。数字は記載の時点のものです。
| 著者 | 株式会社Remind 編集部 |
|---|